Wimbledonの観戦記です。

友人に送った実況?メールを原文のまま掲載しています。


Subject: Wimbledon
Date: July 1, 2005 6:05:39 AM JST

豊泉@Londonです。

Wimbledonからホテルに帰ってきたところです。
昨日の夜中から徹夜でqueueに並んだのですが、終わりの4日間は、センターコートはすべて売り切ってしまうということで、No.1コートとother courtだけ見てきました。

day 10ともなると、男女のsingles も doublesもother courtではやっていません。ということで、最初に35才以上の男子ダブルスのJensen兄弟とFitgerald(往年のダブルス名プレイヤー?)のオーストラリアペアの試合をみました。Fitgeraldは、どうみても50代にしかみえなかったですが、めちゃめちゃうまかったです。

それにしても、Jensensはききしにまさるくせ者でした。弟の方は、右利きの癖に、途中で左でサーブするし、わざとロブを後ろに逃して、股抜きをやってみたり。あげくは、セットの途中で、レシーブのサイドを変えるという反則(?)攻撃までしてました。高度なテクニックに裏打ちされていて、「テニスショー」をみているみたいでした。

楽しんでいたのですが、その試合の途中で雨が降り出して、再開されるまで、3時間以上待たされました。

でも、待ったおかげで、なんと本来はセンターコートでやることになっている女子のセミファイナルが、No.1コートに変更になりました。結果的には、最後が尻切れで、また雨で中断してしまったのですが、DavenportとMauresumoの死闘を目にすることができました。

ちょっと残念だったのは、マッケンローの試合が雨で見られなかったことです。

ということで、明日も、もう一日Wimbledonに行ってきます。
ちなみに、明日もセンターコートは見れそうも無いので、
Gentlemen's 35 RR Doubles
Cedric Pioline (FRA)/
Robert Seguso (USA)
vs
Anders Jarryd (SWE)/
Henri Leconte (FRA)

Gentlemen's 45 & Over Doubles
Tom Gullikson (USA)/
Leif Shiras (USA)
vs
Peter Fleming (USA)[2]/
John McEnroe (USA)[2]

という、なんとも懐かしい顔合わせの試合を見てきます。


Subject: Re: [ATOM-OB:05810] Re:Wimbledon
Date: July 2, 2005 6:52:04 AM JST

豊泉@おばかなWimbledonレポーターです。

今日も懲りずに、Wimbledonまで行ってきました。
ちなみに、今回のWimbledonは仕事の途中に「立ち寄った」だけです。

というわけで、ここからは、Wimbledon Day 11のレポートです。

今朝も5時起きして、Wimbledonにならびにました。ちなみに、おばかが治ったんじゃありません。最後の4日間は、いくら並んでもセンターコートの券が取れないんで、queue(行列、matrixではありません)が他の普通の日に比べると格段と短いんで、徹夜する必要がないということに気づいたんです。

Wimbledonについたのは、6:30ぐらい。queueに着くと、Stewardという係の人から、順番を示すカードが貰えます。 順番は160番台で、徹夜に比べると100人くらい後ろ。でも、これで、充分No.1コートのチケットが買えます。

9:30になるとチケットが売り始まります。チケットを買って、ようやく朝ご飯。前日にお土産を買ってあるんで、ゆっくりと朝ご飯。で、サンドイッチを買ったんだけど、

異様にまずい。

さすが、イギリスです。パンはパサパサ、中の具は味が無い。やはり、イギリスではカレーを食べるべきでしょう。

10:30になるとテニスコート周辺も開放されます。

しかし、ここで重大な決断をしました。昨日、コート周辺開放と同時に、テニスコートにも目もくれずに、走って行く集団がいました。今日は、この人たちと一緒に走ることにしたのです。10:30と同時に、テニスコートの脇を全力疾走。Henman hillという丘(ここで、みんなHenmanを応援するんだそうです)を一気に駆け上がります。先頭から6番目でゴール。前には、荷物を抱えたおじいちゃんと若い黒人のお姉ちゃん二人組でした。ゴールで手渡されるのは、

6位入賞の賞状

ではなくて、resale ticketのqueueへの参加証明です。センターコートで観戦していて、都合のため、早く帰った人のチケットを再販する仕組みです。なんと5ポンドでセンターコートへ入れます。但し、帰る人がいないと再販されない、それも販売は3時開始という厳しい条件がつきます。6番目であれば、なんとか2試合目のRoddick-Johanssenの試合は見れそうです。うまくすれば、Hewitt-Federerも見れそう。

というわけで、10:30から3時までずっと待ちました。並んでいるのは、どうやら常連さんです。「去年も会ったね」とか言っています。よく聞くと、毎年、こうやって走ってセンターコートの準決勝を見ているそうです。どこの国にも「おばか」はいるもんです。中には、どっかで見たことのある、イギリス国旗の「とさか」をかぶったイギリス人のおばちゃんもいて、友達になりました。さらに、黒人のお姉ちゃんのわかりづらい英語でひとしきりFederer談義。本人は、Federerを見に来たのに、どうしてもRoddickの試合ばかりあたると嘆いていたので、前日にFedererの練習を見たというと悔しがっていました。練習でみても、Federerのフォアハンドは不気味でした。真横にふって、逆クロス。いったい、どんな面で打っているのか。

そうこうしているうちに、2時くらいに一人がチケットをゲット。2:30ごろにさらに黒人の二人組がチケットをゲット。センターコートではHewitが苦戦しています。Federerが強すぎ。あまり早く終わると、センターコートで試合がみれないよー と思っていると、試合がおわってしまいました。すると、やはり1試合目だけ見て、帰る人がいるようで、見事にセンターコートのチケットをゲット。いそいで、センターコートへ向かいます。

席は、ちょうどテレビカメラの上です。

日本で買ったら、うん万円はしそうな席ですが、5ポンドです。座った瞬間に試合開始。Roddickのサーブは130マイルを超えていて反則気味だけど、さらにすごいのは、それを真っ向から打ち返すJohannsenのリターン。弾丸みたいな玉が行き交ってます。芝の上で、ストロークの打ち合いができないと最近のWimbledonでは勝てない。昨日もFedererが念入りにストロークの練習をしていたのが思い出されます。

センターコートは、ほんとにこじんまりしています。有明よりも小さい感じ。ほんとに選ばれた人だけが試合をして、選ばれた人だけが観戦するという雰囲気が漂っています。

今日は、緑色のTシャツ、それにジーンズというものすごいラフな格好。しかし、周りをよくみると、ほとんど男はスーツ、女性はドレス。座った席はどうやら、その手の人たちの席だったようで、スタンドの裏には、特別来賓室みたいなのまでありました。

試合は、両者、一度もブレークポイントなしに6?5まできたところで、何と雨。今日は晴れの予報だったろー と思いながら、昼ご飯を食べがてら、No.1コートへ行ってみます。無駄にした自分の席を確認しました。すると、昨日よりもさらに良い席で、グランドレベルです。ちょっと惜しかったなぁと思いながらも、さらに雨が上がるのを待ちます。

6時も過ぎる頃、ようやく雨があがりました。これは試合再開は近いと思って、センターコートへ。

と、途中で、ふと考えました。これだけ雨で中断したら、きっと帰った客は多い。もしかしたら、もっといい席が買えるんじゃないか?

ということで、また、Henman Hillを上がってみます。すでに、queueはなくなっています。係の人に、交渉してみます。

ビンゴ。

ありました。グランドレベルの前から3列目。IBMのサーブの時速表示板のすぐ後ろの席。さっそく、席に急ぎます。ちょうど、ボールボーイたちが審判の席を用意し始めました。

こんなところで、Wimbledon準決勝が見れるんだ!と期待が膨らみます。

で、またも雨。

センターコートにシートがかかっていくのを眺めます。本当に小雨。場内のアナウンスは、「天気予報では雨が続くと行っているが、オフィシャルは諦めないから、お客さんもがんばりましょう」

お客さんも雨がやむと、手拍子やらウェーブで、試合を促します。貴賓席の人まで、ウェーブにくわわって、盛り上がりました。

しかし、7時過ぎに雨がやんだときに、場内のアナウンスで、今からやっても暗くなってしまうので、

中止

という無情のアナウンス。悔しいので、コートのすぐそばまで行って5分間くらいたたずんできました。国際映像で、帽子かぶった男がコート際で悔しそうにしてたのが映っていたら、私です。

結局、2日間、予想通り雨に振り回されました。いつか、Wimbledonの理事になることがあったら、

センターコートに屋根をつける

ことを提案しようと決意を固めて、ホテルに戻ってきました。